Monthly Archives: January 2014

FileMaker Server 13とOS X ServerのWeb

FileMaker Server 13と、OS X ServerのWebサービスの共存は基本的にはできません。となると、OS X ServerのWikiとかはあきらめるか、設定ファイルをあれこれということになりますが、ともかくいったんあきらめてFMS13を入れるといういう場合、80番と443番ポートが使われているのでインストールができないというメッセージに出くわします。

Webサービスを止めても、Wikiを止めてもまだそのメッセージが出ます。コマンドで落としてインストールしていたりしましたが、再起動したらやっぱりFMS側がだめになってどうしようもありません。徹底究明した結果、なんと、WebDAVが動いていました。ファイル共有でWebDAVを利用すると、Webサービスがオフでも、80番ポートを使ったhttpdが動いています。

では、WebDAVを全部オフにして再起動してみます。それでも、httpdは動いています。どうやら一度オンにすると、テコでも動くようです。そこで、すべての共有ポイントでWebDAVがオフになっていることを確認して、以下のコマンドを入れれば、おそらくすべてのプロセスが止まります。念のため再起動してもhttpdが動かないことも確認します。

sudo launchctl unload -w /System/Library/LaunchDaemons/org.apache.httpd.plist

httpdが動いているかどうかを確認するには、以下のコマンドを入れてください。このコマンドで80番や443番ポートをLISTENしているプロセスが見えるはずです。このコマンドで何も出てこなくなれば、OS X ServerのHTTPDのサービスはすべて止まった事になります。

sudo lsof -i | grep httpd

こうしてFMSをセットアップしますが、Web関連のフォルダが大きく変わります。/Library/FileMaker Server/HTTPServer以下に必要なファイルがあります。Webの公開フォルダはHTTPServer/htdocsにあります。ここにファイルを起きますが、httpdプロセスはfmserverアカウントで稼働していることに注意が必要です。_wwwではありません。

設定ファイルは、HTTPServer/conf/httpd.confがまず読み込まれます。設定を変更するには、まずこのファイルから確認しましょう。OS X Serverのよう「全部バーチャルホスト」的な設定ではなく、デフォルトのドキュメントエリアを使います。以下はその設定例です、ほとんど自分のメモみたいなもんです(笑)。赤字は追加記述です。.htaccess等を稼働させるには、AllowOverrideの指定が必要です。PHPはすでに動いていますが、既定のファイルはindex.htmlだけです。なので、DirectoryIndexの指定も行います。もちろん、必要に応じて設定は加えます。

<Directory "${HTTP_ROOT}/htdocs">
     Options All -Indexes -ExecCGI -Includes
     AllowOverride All
     Order allow,deny
     Allow from all
 </Directory>

DirectoryIndex index.php index.html

ここで、設定ファイルを変更したらapachectl gracefulと思いたいところですが、普通にこのコマンドを入れても、OS X ServerのApacheの状況を変えようとするだけで、FMSが起動しているhttpdには適用されません。FMSのhttpdのスタート、ストップ、そして設定の反映は、次のようなコマンドを打ち込みます。

sudo touch /Library/FileMaker\ Server/HTTPServer/start
sudo touch /Library/FileMaker\ Server/HTTPServer/stop
sudo touch /Library/FileMaker\ Server/HTTPServer/graceful

もちろん、フルパスでなくてもかまいません。これらのファイルの修正日を更新するのです。こうすると、/S/L/LaunchDaemonsにあるcom.filemaker.[start|stop|graceful].plistによるファイル修正の監視が行われていて、FMSのhttpdデーモンの処理を行います。これらのlaunchdファイルを見れば分かりますが、/Library/FileMaker Server/HTTPServer/bin/httpdctlというコマンドが用意されていて、このコマンドを経由して、httpdをコントロールするようです。

そういうわけで、設定ファイルを変えてはsudo touch gracefulとやればいいということです。日曜日はOS X ServerとFileMaker Serverのメンテで終わってしまった…。

FileMaker Server 13の管理コンソールが別のコンピュータから接続できない理由

*** 内容が少し違っていたので、修正しました。2013/20/50 ***

FileMaker Server 13になって、管理コンソールが純粋なWebアプリになり、クライアント側ではJavaのバージョンなどは気にしなくてもいいようになりました。これは非常に便利です。サーバ側はTomcatなので相変わらずJavaですが、そちらは管理された環境なので、利用者はJavaのバージョン等は気にしなくていいようになりました。

一方、FMS13では、16000ポートがHTTPSで、16001ポートがHTTPでの接続ができるようになっています。管理コンソールへの接続条件は、インストールしたサーバでは「https://localhost:16000」「http://localhost:16001」で接続ができます。FMS12のときと、HTTPSとHTTPが入れ替わっています。また、他のコンピュータから「https://ホスト名:16000」での接続は可能ですが、「http://ホスト名:16001」の接続はできません。

なぜか? パケットをキャプチャしてみました。コンソールへのログインをするときに、クライアントからサーバへのリクエストをダンプしてみました。以下の最初の数行の固まりはヘッダです(クッキーは省略しています)。そして、行をあけて1行だけあるのがボディです。

POST /admin-console/APP/connector/3/304/login HTTP/1.1
Host: homeserver.msyk.net:16001
Connection: keep-alive
Content-Length: 29
Cache-Control: max-age=0
Accept: text/html,application/xhtml+xml,application/xml;q=0.9,image/webp,*/*;q=0.8
Origin: http://homeserver.msyk.net:16001
User-Agent: Mozilla/5.0 (Macintosh; Intel Mac OS X 10_9_1) AppleWebKit/537.36 (KHTML, like Gecko) Chrome/32.0.1700.77 Safari/537.36
Content-Type: application/x-www-form-urlencoded
Referer: http://homeserver.msyk.net:16001/admin-console/APP/connector/3/304/login
Accept-Encoding: gzip,deflate,sdch
Accept-Language: ja,en-US;q=0.8,en;q=0.6
Cookie: JSESSIONID=6706...888

username=admin&password=abcdef

わお!ユーザ名とパスワードがそのまま流れています(もちろんabcedfは置き換えてあり、abcdefの代わりに本物のパスワードが見えました)。ハッシュですらありません! つまり、localhostからの接続でないと、通信経路上での盗聴で簡単にログインのアカウントとパスワードを取り出せてしまうのです。サーバのコンピュータからしかログインできなくなっているのはそのためでしょう。同一コンピュータ内なら、パスワードをそのまま流しても、問題になることはないと言えます。しかし、他のコンピュータから接続するという状況では明らかに問題です。すなわち絶対に通信そのものを暗号化しないと危険なので、HTTPSでの接続しかできなくなっています。

それでも、どうしても、他のコンピュータから16001ポートを使って管理コンソールに接続したいという方は、以下のファイルを修正してください。OS Xでは必要に応じてsudoで作業をしましょう。Windowsは、多分、「FileMaker Server」がProgram Filesにあると思うので、それ以下は同じと思います。

/Library/FileMaker Server/Admin/admin-master-tomcat/conf/server.xml

このファイルの最初に以下の部分があります。開いて「16001」を検索します。このポート番号はここだけです。最後の方の下線、赤字の部分を削除してファイルを保存してください。

<Connector port="16001" protocol="HTTP/1.1" maxHttpHeaderSize="8192" maxThreads="150"
 minSpareThreads="5" maxSpareThreads="75" enableLookups="false"
 redirectPort="8443" acceptCount="100" connectionTimeout="20000"
 disableUploadTimeout="true" address="127.0.0.1" URIEncoding="UTF-8"/>

この後、サーバの再起動をしますが、管理コンソール自体を再起動させます。うまく行かない場合にはコンピュータの再起動を行いましょう。そうすれば「http://ホスト名:16001」で管理コンソールに接続できます。ホスト名はIPアドレスでももちろんかまいません。

くれぐれも、この状態で、インターネット経由での接続は細心の注意を払ってください。パスワードがバレない限りは他人にアクセスはできませんが、現状では容易にバレてしまうような通信方法です。安心な方法は、FMS13を稼働させているコンピュータにVPNで接続することですが、一手間増えるならVNCでサーバにログインしてページを開くのとあまり変わらないですよね。したがって、こうした変更はしないで、現状通り使うのが安全です。あるいは、自己署名証明書である点が微妙ですが、16000ポートで接続しましょう。いくら暗号化されているとは言え改善を期待したいですが、次のバージョン以降なのでしょうか。

MacでWindows VMを外付けドライブで稼働

我が家にはWindowsマシンは全くなく、MacでWindowsをVMで使うのでもう何年も過ごしています。自宅で仕事をすろときには、サーバのMac miniでVMを動かし、Remote Desktopで接続していましたが、立て続けに外出してWindowsを使わないと行けない仕事が発生しました。MacBook Air 2012を使っていますが、ストレージはいっぱいです。ということで、高速なメモリか、HDDかを迷ったのですが、両方買ってしまいました。実はメモリを買ったのですが、納期が遅れるということでHDDも念のために買いました。

結論は、HDDの方がスムーズにWindows 7のVMを使えました。購入したのは次の2つのデバイスです。前者は1万ちょい、後者は500GBを買ったので5000円程度。安い方がよかったのです。

TransMemoryは、サイトではMacだとUSB 2.0認識するように書かれていますが、実際にはUSB 3.0 Super Speedバスの方につながります。一方、ADATAのHDDは、仕様ではUSB 3.0対応と書かれていますが、システム情報を見ると、最大480Mbpsと出ています。つまり、USB 2.0接続しているということのようです。

ところが、両方に同じWindows 7を入れて稼働させると、TransMemoryの方は時々操作がまったくできない時間がしばらく続くと言った具合で、何か作業ができそうな感じはしません。一方、ADATA HDDはちょっともたつく感じはありますが、一定した応答で十分に使って作業ができそうです。実際、Excelで長時間作業をしたりもしました。

どうも逆の結果としか思えないのですが、そういえば、VMの最適化などはしていないので、もう一度時間ができたら確認をしてみたいと思います。

今年もよろしくお願いします

年末、新年、何かブログにと思いながらも単なる挨拶だけになりました。書く事はいっぱいあるのですが、ほかにもやるべき事がたくさんたまった2014年の新年です。昨年は前半は悪い事ばっかりで、まだ解決していないこともいくつもあるものの、後半はいいことが続き、上向きな感じです。個別に箇条書きにしたいくらいなのですが、余裕のない今は前だけを向いていようと思います。5日の日曜からフル稼働、そして、今年は珍しく大阪での仕事からスタートというところです。たくさんのことが降り掛かっているものの、なんだかどれも先の時間軸が見える感じのいい感じな仕事はじめでした。ビジュアルがないのも寂しいので、2014年正月の瀬戸内海の夕日です。今年もよろしくおねがいします。

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