やはり値段相応だった激安スマホ

2年ほど前に携帯電話を持つことをやめて、iPod touch + Wi-Fiルータで過ごしてきたのですが、iPhone 6が欲しくなり、今はSIMロックフリーのiPhone 6を使っています。しかし、それに先立つ8月に、Wi-Fiルータの調子が悪くなり、iPhone 6は発表されてないものの9月にリリースされるのは見え見えな時期だけにどうするか…。で、しかも、どうしても電話連絡必要な仕事が直後に何日かあり、迷ったのですが、freetelのprioriと、ビッグカメラのIIJmio。ルータではDTIのServerMan SIMだったのですが、何かの都合でうまく動かないと困るので、ちょっと出費がかさむけど、別途SIMを買ったのです。prioriは1万円ほどで、他のスマホと比べると激安です。ともかく、iPhone 6を買うまでの間、このラインナップで行こうとしたわけです。

このprioriはすでに発売されている機種のリモデルみたいだったので、それなりに動くのかと期待をしました。ブログ等で書かれている記事がほとんど見つからず、あまり売れている感じがしないので、若干不安だったのですが、まあ、人柱の1本にもなるかと思って思い切って買いました。いろいろ不便はあるのですが、自分としてはデザリングさえ動けば、iPod touchが外出時に使えるのでそれでよかったということもあります。

最初にはまったのは、メモリの少なさです。そのためにmicro SDが付いているのだということに買ってから気づきました。数個程度しかメイン領域にはアプリケーションが入りません。いろいろ試行錯誤して、何も入れないことにしました。iPod touchで使うことにしました。まあ、LINEくらい…と思ったのだけど、LINEは同じアカウントを複数のモバイルデバイスに入れられないので、結局、prioriは単にWi-Fiルータとして使うことにしたのです。まあ、これは仕方ない。

しかし、使っていて、なんか不安定なこともあるのと、携帯電池で充電しようとしても充電がされていないことに気づきました。電池との相性とかケーブルとかと思ったけど、原因はすぐにわかりました。USBケーブルを少しだけ動かしただけでも、切れている状態になることがわかりました。コネクタはあまりロックする感じがなく甘い感じなのですが、ぐっと最後の最後まで突っ込むと、充電中となります(下の図左)。しかしながら、少しだけコネクタを動かすと、充電中にはなりません(下の図右)。右側のコネクタがすこーしだけ浮いているのがわかりますか? 画面の横幅は5.0cmです。(写真の上下を分けるような線が入っていますが、上半分のコントラストをいじりました。合成ではありません)

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コネクタの部分だけを拡大してみましょう。こんな、1mm以下の「抜け」で、電源が供給されなくなってしまいます。携帯電池を繋いだ時には確かに充電マークになっているのだけど、カバンに入れて少しケーブルが引っ張られるだけで、切断状態になっていたようです。

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充電するには専用のUSBケーブルが必要です。そのケーブルも少し太い感じで反動があるのです。なので、ケーブルをぐっと突き刺して、そのままテーブルの上にポンと置くと、ケーブルの反発力で微妙にコネクタに力が加わり、切断状態になってしまいます。特急列車の指定席で窓際に置いて充電していたのですが、振動ですぐにコネクタに力が加わり切断状態になりました。

これは、「抜けやすい」という状況ではなく、「ほとんど繋がらない」という状況です。コネクタの部分、なんとかならなかったのかと思います。充電するには、机の上にそーっと置いておく必要があります。外で電源がなくなったときには、2回ほどやりましたが、priori自体を手持ちするしかありません。カバンに入れると、即座に切断状態になります。

同社より同じデバイスと思われる機種のものが以前から売られていて、春頃に一度販売終了となり、prioriという名前で再発売された感じの機種だと思うのですが、作っている側、売っている人たち、この問題に気づかなかったのでしょうか? 売られていたのだから使ってきた人たちは不便がなかったのでしょうか? この機種に賭けた訳ではないので、まあ、1ヶ月ちょっと不便に使わせてもらいましたが、まさに値段相応というのはこういうのかというのが正直な感想です。