FileMakerのWebビューアは本当に「IE」なのか?

追加情報:社本さん、ありがとうございます。解決できました。ヘッダに「<meta http-equiv=’X-UA-Compatible’ content=’IE=Edge,chrome=1’/>」というタグを入れれば、Webビューア上でもflexの機能が動き出します。ということは、MS EdgeはこのmetaタグなくてもEdge動作をするのだけど、FileMakerはmetaタグがないとIE9互換動作をするという罠ってことですね。(以下の原稿公開後にこのパラグラフを追加しました)

最近、CSSのflexを理解したので、FileMakerのWebビューアでも使おうとしたら、思いがけない落とし穴がありました。Macは問題なくレイアウトされますが、Windows 10 + FileMaker 14.0.4では次の図のように、flexが機能しません。「ある記事」と「塚口…」の部分は、それぞれDIVタグ要素になっており、その2つのDIVをさらにまとめたDIVがあって、そこにdisplay: flexを記述してあります。上半分は、FileMaker 14のWebビューア、下半分はMicrosoft Edgeでの表示結果です。同じソースなのですが、このように、Edgeでは正しくflexの動作をしてDIV要素を横方向に並べますが、Webビューアでは、flex動作をしないで、単にDIVとして表示します。

スクリーンショット 2015-12-16 16.00.30

FileMakerのWebビューアコンポーネントは、Internet Explorerのものと言われていますが、もしかして、FlexboxはVer.10から対応なので、Ver.9相当のコードで構築されたコンポーネントが入っているということでしょうか?何れにしても、IE/Edgeのバージョンとは連動しないということかと思われます。

HTMLのソースは、IEの画面のURLから取得できるはずですが、貼り付けておきます。

<html><head>
<meta http-equiv="Content-Type" content="text/html; charset=UTF-8"/>
<style>
.titlearea{font-size: 12pt; display: flex; display: -ms-flexbox;align-items: baseline; margin: 3px 0 3px 0;}
.title{font-weight: bold; flex: 10 0 auto;-ms-flex: 10;}
.credit{font-size: 10pt; flex: 1 1 auto;-ms-flex: 1;}
.content{font-size: 10pt; border-bottom: 1px dotted black;}
BODY{border: none;}
DIV{font-family: Arial, Roboto, “Droid Sans”, “游ゴシック”, YuGothic, “ヒラギノ角ゴ ProN W3”, “Hiragino Kaku Gothic ProN”, “メイリオ”, Meiryo, sans-serif;}
</style>
</head>
<body>
  <div class='titlearea'>
    <div class='title'>ある記事</div>
    <div class='credit'>塚口 三春[2015/12/15]</div>
  </div>
  <div class='content'>いいことばかりです。いいことばかりです。…いいことばかりです。いいことばかりです。いいことばかりです。いいことばかりです。いいことばかりです。</div>
</div></body></html>