FileMakerリレーションパターンを始めます

FileMakerのパターンについては、以前にいくつかサイトがあったようですが、fmpatterns.comだったかは応答なくなっていますし、こちらはリンク切れ気味です。まあ、オブジェクト指向の世界では90年代にパターンのブーム的なものもあったのですが、FMについては、2000年代の後半あたりにそのムーブメントがやってきて、そろそろおしまいなのでしょうか?

とは言え、パターン自体は確立した手法でもあるので、私の著書「リレーションで極めるFileMaker」(改訂版はRとの共著)にある解説内容を、パターンとして記述することを今検討中です。最近日本でも翻訳が出た「SQL Antipatterns」にも触発されました。

英語でのFileMakerに関するパターンは、誰かがWikiを立ち上げて、それにみんなが記述するという方法は取っていまして、まずはみんなの英知を集めいたいという意思は感じられます。ところが、パターン記述の定石とも言える、「決められた項目に従って記述する」ということが結局守られず、名前とやり方だけが掲載されていて、微妙に自慢大会状態になっていました。

パターンがなぜ使われるかというと、問題解決につながるからです。そのためには、開発作業に名前を付けるのはパターンの本質ではなく、発生した問題からパターンにたどり着くパスが必要なのです。そういう記述を、現状では工夫して行うということになりますが、やっていく必要があります。それを意識しながら、パターンを記述して行きたいと思っています。

ということで、これは前振りでした。

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