[IM] バージョン入りのINTER-Mediatorを生成する

INTER-Mediatorを使って開発をするとき、レポジトリからプルした結果を使うという話を別の記事で書きました。もちろん、動く状態としてそのままをアップしてもいいのですが、ページ最後に出ているINTER-Mediatorの帯のバージョンが@@1@@などといった文字列になっていて、ちょっと雑な感じがすると思います。独自のバージョンと本日の日付を組み込んだ現状のINTER-Mediatorを作るには、dist_docs/buildup.shというスクリプトを使ってください。

たとえば、INTER-Mediatorのディレクトリがカレントディレクトリであれば、

cd dist_docs
./buildup.sh

とコマンドを入力します。すると、だーっと何か出て来て、INTER-Mediatorフォルダと同じ階層に、「INTER-Mediator-4_2.zip」などとバージョン入りのフレームワークが作られます。中身は現状のINTER-Mediatorフォルダの内容とほぼ同じですが、日付とバージョンが入ったものになります。

INTER-Mediator-4_2.zipファイルを展開すると、「INTER-Mediator-4_2」フォルダが出来上がります。現在のINTER-Mediatorフォルダの名前を変えるか削除して、「INTER-Mediator-4_2」フォルダの名前を「INTER-Mediator」フォルダすれば置き換え完了です。同じディレクトリにあるtempフォルダは一時領域なので、これも削除してOKです。

なお、このとき、INTER-Mediatorフォルダと同じフォルダに、yuicompressor-2.4.7.jarファイルがあれば、これを使ってJavaScriptのプログラムを圧縮します。ない場合には圧縮しないで、いくつかあるJavaScriptのファイルを1つにまとめることだけを行います。なお、別のバージョンのものを使う場合には、buildup.shファイルの最初の方にパスを記述する箇所があるので、それを修正してください。

バージョン番号については、同様に、buildup.shの最初の方に記述があるので、それを変更して利用してください。なお、バージョンのルールは次のようにします。

  • バージョン番号は、整数をピリオドで区切ることとする(例:3.4、3.11)
  • バージョン表記は、Ver.を基本とするが、vでもVersionでもversionでも基本的には構わない
  • 整数が2つのものを「正式バージョン」とする(例:3.4、3.11)
  • 開発者が独自にバージョンを付ける場合、3つ目の整数を必ず付ける(例:3.4.1、3.11.133)

つまり、INTER-Mediatorをダウンロードして、実際にアプリケーションに搭載する上で少し修正したとしたら、3つ目の整数で枝番号を付けてくださいということです。できれば、その状態をコミット/プッシュした上で、そのバージョンタグをつけていただけると、自分のバックアップ用にもなると思います。他の人とバージョンが重ならないように、レポジトリをチェックして異なる番号を付けてください。また、3桁目は飛び番号でもいいとしましょう。けっこう緩いルールですね。

 

 

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