ファイルのドラッグ&ドロップによるアップロードをINTER-Mediatorに実装しました。動作条件を整える方法はドキュメントを改めて書きますが、ページファイル上は、
class=”IM[testtable@vc1] IM_WIDGET[im_fileupload]”
のように、IM_WIDGETで、利用するコンポーネントを書くだけで、以下のムービーのようなドラッグ&ドロップによるファイルのアップロードができるようになっています。
Talk about computer, network and how we should work.
ファイルのドラッグ&ドロップによるアップロードをINTER-Mediatorに実装しました。動作条件を整える方法はドキュメントを改めて書きますが、ページファイル上は、
class=”IM[testtable@vc1] IM_WIDGET[im_fileupload]”
のように、IM_WIDGETで、利用するコンポーネントを書くだけで、以下のムービーのようなドラッグ&ドロップによるファイルのアップロードができるようになっています。
ファイルのアップロードをするときのプログレスバーを出す方法が「A Simple PHP Upload Progress Bar」というページに紹介されています。シンプルなのでやりやすそうと思われるのか、このサイトのスクリプトを単にコピーしただけのサイトなんかもあります(せめて出展くらい出すべきでしょう)。
当初、動かし方を紹介したサイトはないかと思って探したのが「Mac OS XのPHP 5.3にAPC(Alternative PHP Cache)をインストールする方法」というサイトでした。OS X Lion時代のものなのかこの通りでは動かなかったので、追加で必要な作業をまとめてみました。
プログレスバーを出す仕組みはちょっとややこしいのですが、ポイントの1つはPHPのAPC(Alternative PHP Cache)という機能を利用することです。残念ながら、PHP 5.3では生の状態ではこの機能は使えません。この機能を、OS X Moutain Lion + OS X Server Ver.2.2 + FileMaker Server 12という状況で使えるようにする方法を解説します。PHPは、Ver.5.3.13です。FileMaker Serverでない場合php.iniファイルの扱いが違ってくると思われます。
ポイントとしては、APCのコンパイルのために、autoconf、pcreが必要である点です。また、APCの設定は既定値ではrfc1867はOffですので、設定ファイルで記述してオンにしておく必要があります。
なぜ、この記事のカテゴリにINTER-Mediatorがあるかというと、この仕組みをINTER-Mediatorに組み込んだからです。
INTER-Mediatorで、テーブルに新たにレコードを作るときの挙動にバグがあり、全体的に見直しをしました。以下の内容は、Ver.3.4以降で有効です。
まず、「新規レコード作成」のクライアント側でのAPI、つまり、JavaScriptベースでの呼び出しは4カ所あります。最初の3つは、主としてINTER-Mediator自身が使うものです。
最後のメソッドは、INTERMediator_DBAdapter.db_createRecordでもかまいませんが、上記のメソッドだと認証のある場合、ない場合、どちらでも利用できます。
さて、データベース処理に関係する定義ファイル内のコンテキストのキーはまとめるとこんな感じです。ここでは、レコード作成に絞って考えます。
一時期のINTER-Mediatorでは、queryキーで指定した内容を、初期値として設定するようなプログラムが組み込まれていました。そうしないと、新規レコードを作った後に「検索されない」という状況が発生するからです。しかし、それはdefault-valuesキーで指定をすることで、検索される状態は設定できるので、あえて、queryキーを無視するようにしました。
一方、relationキーについては、関連レコードのテンプレート処理側では、これに対応した外部キーへの値の設定がないと、新しく作ったレコードは関連レコードになりません。なので、INTERMediator.insertbuttonメソッド内で、コンテキストのこの情報を見て、外部キーのフィールドの初期値を自動的に与えています。なお、演算子は無視しているので、演算子に>があるような場合などは要注意です。INTERMediator.insertRecordFromNaviメソッドは、ナビゲーションのボタンで呼び出されます。従って、通常は関連レコードのコンテキストには適用されず、relationキーは無視します。INTERMediator_DBAdapter.db_createRecordWithAuthについても、relationキーは無視します。
一方、JavaScriptのプログラムで、検索条件、ソート条件、さらに新規レコードの初期値を指定するプロパティが以下のように定義されています。新規レコードの初期値はVer.3.4が初出です。
新規レコードではソート条件は関係ありません。検索条件のINTERMediator.additionalConditionについては、新規レコード作成時は一切無視されます。一方、すべての新規レコード作成時に、INTERMediator.additionalFieldValueOnNewRecordに指定した値が初期値として設定されます。
まとめると、新規レコード作成時には検索条件は一切利用しません。その代わり、スタティックな初期値としてのdefault-valuesキー、ダイナミックな初期値としてのINTERMediator.additionalFieldValueOnNewRecordが適用されます。また、関連レコード内でのInsertボタンを押したときにはrelationキーの値が利用されますが、その他の場合にはrelationキーは適用されません。