2018年頭の近況報告

気がついたら全然記事を書いていませんでした。最後に書いたのは昨年の5月、ちょうどFileMaker 16がリリースされたのですが、新機能であるREAST APIのためのクラスを作るなど、そこそこコミットしたので、いくつか記事はありましたが、すっかりご無沙汰になりました。仕事を一生懸命していたのと、INTER-Mediatorの開発をがっつりやっていたのが理由です。

開発プロセスの話も、2017年2月で以降に記載がありません。かなり詳細化したのですが、詳細化し過ぎかもしれません。INTER-Mediatorでアプリケーションを作る話に持ち込みたかったのですが、むしろフレームワークを作る上での分析の方向に行ってしまった感があります。とは言え、報告はしませんでいたが、色々な角度での検討は断続的に続けていました。古い書籍ですが Object Modeling and User Interface Design あたりで、オブジェクト指向的にユーザーインタフェースを設計する方法があり、モデリングの方法として参考になるものでした。加えて、データベースをどう設計するかということも問題点としてはあるわけですが、こちらもオブジェクト指向の世界での解決策は2000年前後に一定の成果を出しており、久しぶりにそのあたりの書籍を調べて、10月にINTER-Mediatorの勉強会でワークショップをやってみたりしました。さらに、最近はプロジェクトマネジメントの世界でも注目されてきたアジャイルということもあり、現在の開発における問題点を解決に向かわせる手法として注目されており、そうしたことを全てひっくるめての「開発手法」に行きつきたいということもあって、次の方針を模索中だったりします。

2017年度から、大学の非常勤の仕事を多めに入れたのですが、初年度はやっぱり教材の仕込みが大変でした。NIIの仕事が2017年から週に3日になったので、開発の仕事は大きなことができなくなることが予想されたので、細切れな仕事が中心になりましたが、それでも、断続的には開発の仕事も続けました。ということで、余裕のない忙しさがずっと続いていたので、研究を進めるのがかなり困難でした。もっとも、研究員としてNIIで雇用されているのですが、実際の仕事はトップエスイーのシステムや運営関連のことなのでNIIの業務時間内で研究をする時間は全くありません。今年、2018年は、もう少し余裕を持って色々なことに当たれるようになりたいなとは思っていますが、今年はまあそういう状況に持ち込めない感じです。とは言え、INTER-Mediatorの方は、最優先で進めているので、進行は色々あると思います。今年もよろしくお願いします。